ビジネスシーン

開店・開業祝いのマナーとは

おめでとうの気持ちを伝えたい!

年齢を増すに連れ、会社勤めをしていた友人がお店を開店したり、取引先の方が独立をして開院したりと、めでたい知らせが入ってくることが多くなります。
記念すべき、開店、開院、開業の際は、心を込めておめでとうの気持ちを伝えたいですよね。

人間生きているといろいろなお祝いごとがありますが、開店祝いはまた特別なものです。
安易にお祝いをするとマナー違反になってしまったり、相手の気持ちを傷つけてしまう事態にも繋がり兼ねません。

まずはお祝いを贈る時期ですが、開店する一週間前から前日がベストです。
誕生日プレゼントと同じで、過ぎてからプレゼントをもらうと微妙な気持ちに陥るのと同じです。

特に生花を送る場合は在庫の問題もありますので、早めに手配するようにしましょう。
花を送る際は、胡蝶蘭をおすすめ致します。
胡蝶蘭の花言葉はとても縁起が良く「幸せを運ぶ」という意味があります。

店舗の開店を見ると、花輪の他に胡蝶蘭が数多く届けられるのを見たことがありませんか?
それは、このような意味から胡蝶蘭を送る人が多いのです。
胡蝶蘭を贈る際の相場は、2万円くらいが一般的です。

同じ金額の花でも、花屋さんによって豪華だったり、小ぶりだったりしますので、予めリサーチ致しましょう。
ネットの花屋さんで購入することもできますが、どんな花を届けられるのか若干不安ではありませんか?
写真では豪華でも、実際に届けられた花は微妙なんてこともあり、せっかくの開店、開業を嫌な気分にさせてしまいます。

贈る花には必ず木札をつけて贈ることがビジネスマナーとなっています。
できれば送り主の名前のほか、「祝開店」といったお祝い文言も入れましょう。

ラッピングですが、赤色を避けたほうが良いのは知っていますか?
一見縁起の良さそうな色ですが、店舗開業に至っては、赤は火事を連想させるものですのでタブーです。

花以外の贈り物をセレクトしたい

贈り物に関してですが、店舗の開業となると花輪や胡蝶蘭を贈られる方が多いです。
実際の所、一番貰って欲しいものは現金なのではないでしょうか。

現金を贈るとやはりとても喜ばれますので、品物で迷うようであれば思い切って現金にするのも手です。
元気を渡す時のマナーとして、やはりお札は新札に変えましょう。
折れたお札でも利用価値は同じですが、新規に開業するわけですから、新しい気持ちで取り組んで欲しいお祝いの意味も含めたいものです。
よって、新札を用意することをおすすめ致します。

新札がない場合は、その場で無料で交換してもらうことができる、郵便局に出向かれることをおすすめ致します。
銀行の場合は、金額により有料となってしまいます。

コンビニ等でも親切なお店であれば、綺麗なお札を探してくれることもあります。
またATMの場合、比較的新札が出てくる確率が高いので、何度か引き出してチャレンジしてみてください。