ビジネスシーン

手土産を受け取る時のマナー

実は良く知らなかったら受け取り方

お土産を渡す時はとても注意を払いあれこれ考えますが、受け取り方のマナー知っていますか?
受け取る時は、渡す時と違って心の準備をしていない事が大半です。
突然のタイミングで、手土産を受け取ることになり、あたふたしてしまうことが多いです。

せっかく先方があれこれ考えて手土産を用意してくださってるにも関わらず、受け取り方次第で悪い印象を与えてしまいます。
受け取る時はまずは大きな声で「有難く頂戴いたします。」と伝えましょう。

「お気を遣わしてしまい申し訳ないです」や「悪いです」と言ってしまいがちですが、これはマイナスの言葉です。
持ってきてくださったのに、迷惑だったのかと思われてしまいます。
素直に受け取ったことに対して喜びを伝える表現を心がけましょう。

受け取る際は、当たり前のことですが両手で受け取りましょう。
実はあまり意識していないと片手で受け取ってしまっている場合がありますので注意しましょう。

受け取る際は、メンバーが複数いる場合は一番地位が高い人が受け取りましょう。
不意に一番下の者に渡されるケースがありますが、その際には相手に分かるように、上の人間に受け取ったことを伝え、必ず上の立場の人がお礼を述べるようにしましょう。

さらに、職場等でお土産を人数分頂いた時は、その場にいる社員全員にお客様よりお土産を受け取ったことを伝えましょう。
社員からもお客様にお礼を各自伝えるようにしましょう。

手土産として菓子折りを頂いた場合

職場で菓子折りを頂いた場合は、受け取った後にテーブルの上に置きっぱなしにはせず、別のスタッフに預かってもらいましょう。
職場ではなく個人宅での会合の場合、菓子折りを持ってきた方が一緒に食べるつもりで持参するケースが稀にあります。
また、持参された品を目の前で開けてそれについて会話したいケースもあります。

頂いたらすぐに、よかったら一緒にいかがでしょうか?と声をかけ、その場で広げずに別途皿に移して一緒に召し上がりましょう。
お客様が持参された折り菓子でも、お客様が必ずしも食べたことのあるものではありません。
せっかくですので、一緒に美味しく食べてコミュニケーションを深めましょう。

手土産が花などの飾り物の場合

手土産は必ずしも食べ物とは限りません。
何かのお祝いやお見舞いにいらっしゃった場合は花束の場合があります。
花は生き物ですので、頂いたらすぐに生けて、お客様のいるうちに飾ると喜ばれます。

手土産を受け取った際、日持ちのするお菓子の場合はすぐに開けなくても構いませんや、花や生菓子、くだものの場合は、その場で広げたほうが良いケースもございます。
生菓子の場合は、お客様側からも生物と伝えてくれることもありますが、明らかに日持ちのしない雰囲気がしたら、その場でお客様に中身を聞いてしまうのも手です。

様々なマナーがありますが、一番やってはいけないマナーは、頂いた手土産を無駄にしてしまうことですので、敬意を持って頂きましょう。